『霊幻道士 キョンシー・マスター』

原題 『殭屍道長』
英題 『Vampire Expert Ⅰ』
1995年、香港

ジャンル:TVドラマ、アクション・ホラー・コメディ

 

【日本版について】
オリジナルドラマはもっと話数が有るそうですが、日本版では再編集され、量的に1/3程度に短く成っているようです。その為、話の内容が分からない箇所が生じています。日本版は全5巻

 

監督 『ウェン・ワイケイ』
出演
ラム・チェンイン』 モウ・シウフォン役/道士
『チョイ・シウキョン』 ヨン・フェイワン役
『ピーター・ヨン』 ファン役/モウの弟子
『ウォン・シューケイ』 チョン・ボン役/刑事
『ユン・キンタン』 チョン・グァン役/半人前道士


DVD-BOX

レンタル落ちDVD、全5巻セット



第1巻

【ストーリー】
皇族のキョンシー(ユンフィ)を追って、香港へやって来たモウ道士と弟子のファン。
この地で幾多の妖怪達と戦う事に成るのだが、チョン・グァンを代表する半人前道士が目立って多い事に嘆き、謎の男ヨン・フェイワンの勧めで道士養成道場を作る事と成る。

 

【登場する妖怪達】
キョンシー。女性の幽霊。中国人兵士の幽霊。日本軍兵士の悪霊(モウ道士はユウエン(悪い幽霊)と呼び、警察はキョンシーと呼称してますが、専門家のモウ道士の呼び方を正解としておきます)

 

【解説・感想】
大戦後間もない頃が舞台のようで、日本軍を痛烈に敵対視した内容と成っております。
また、劇場版ではコメディが沢山盛り込まれていたのに対し、ドラマ版では僅かしか無い為、チョット物足りない気もします。

 

 

(2013年4月3日、水曜日)


第2巻

【ストーリーの進展】
前巻で、モウ道士の義兄弟と成ったフェイワンだが、なにやら腹黒い事を企んでいる様子。

 

一方、チョン・ボン刑事が、珍しい誕生日で有る事から、道士として生まれて来たような才能の持ち主だと言う事が判明し、彼は、その力で人々を救おうと修行に励む。

 

そんな最中、第1巻で日本軍兵士の悪霊に襲われたところを、キョンシー(ユンフィ)に助けられた少年が、その時の影響でキョンシーに成りかける。


モウ道士等が懸命の治療を施すが、変身までタイムリミットが迫っていた。キョンシーに変身すれば、いかなる人物であろうとも、道士の手によって退治しなければならない。少年の運命やいかに。

 

【登場する妖怪達】
キョンシー、幽霊、道士の霊

 

【感想】
物語が大きく動き、この後どうなるのだろうかと、始終ハラハラドキドキしながら観てました。ラスト、少年はどうなるのでしょうか?涙無くして観れません。泣けてきます。

 

 

(2013年4月4日、木曜日)


第3巻

【ストーリーの進展】
前巻の延長戦と行った感じですが、フェイワンの腹の内がハッキリとします。
そして、モウ道士等には仲間割れの危機が迫るのですが、どうなる事やら。


今回の1番の見所は、キョンシー(ユンフィ)と西洋のヴァンパイア(どう見ても東洋人なんですが…)との戦いです。でも西洋のヴァンパイアは空を飛ぶし、かっこいいです。

 

【登場する妖怪達】
キョンシー、幽霊、西洋のヴァンパイア

 

【感想】
今回もストーリーが良く出来ていて、泣けてきます。しかも歯がゆいと言うか、なんか悔しい。
また、欲望と金が渦巻く物語という側面も有り、ドロドロした感じがします。

 

 

(2013年4月4日、木曜日)


第4巻

【ストーリーの進展】
遂にフェイワンが、◯◯します。

そして、西洋ヴァンパイアが…
キョンシーとは特徴が違う為、モウ道士の対キョンシー技が効きません。しかも、ヴァンパイアに傷を負わされモウ道士は…
今までで最大の危機が訪れます。

 

【登場する妖怪達】
キョンシー隊、幽霊、西洋ヴァンパイア「クルス」とその犠牲者達。
西洋ヴァンパイア「クルス」の妻「シャーリン」の霊

 

【解説】
西洋ヴァンパイア「クルス」ですが、彼の人物設定からすると、間違い無く「ドラキュラ」をモデルにしてます。感じは似てないけど…
でも、良い線いってます。

 

【感想】
今回の見所は、西洋ヴァンパイア「クルス」との戦いですが、彼の妻「シャーリン」の霊が登場し、物語を更に盛り上げてくれます。悲しい恋物語に涙が出ました。

 

で、話は変わりますが、土の中から何かが復活しそうなんですが、アレはやはり…


きっとそうだ!そうに違いない。
次回最終巻に期待してます。

 

 

(2013年4月8日、月曜日)


第5巻(最終巻)

【ストーリーの進展】
ラストに相応しく最強の敵が現れます。

 

【登場する妖怪達】
魔王と妖怪達。妖怪大集合といった感じです。

 

【感想】
やはり復活しました!
キョンシー物で、いずれはこのタイプが登場すると思ってましたが、現れました。最強の敵!
しかし、キョンシーでは無いと思われるので、次回登場させる時はキョンシーでお願いしたいです。

 

本作は、全体を通してキョンシーが登場する割合がそんなに多くは無かったですが、其れなりに楽しいドラマでした。

 

 

(2013年4月8日、月曜日)