幽幻道士シリーズ

【3作以上に登場する主要キャスト】


シャドウ・リュウ』又は(リュウ・ツーイー) テンテン①②③④

(金おじいさんの孫娘/見習い道士)

 

『リュウ・ツーハン』 スイカ頭①②③

 

『チャン・ツーチャン』 チビクロ①④⑤ 幽幻童子③

 

『アンアン』 チビクロ②③ アンアン④⑤

 

『チェン・トンツン』 トンボ③④⑤

 

『ホン・イーユェン』 ベビーキョンシー(全作共通)

 

『キントー』 金おじいさん(全作共通)
(テンテンのおじいさん/道士)

 

『ホァン・ヂュンユイ』 親方① ムササビ道士③ 兄貴④ 安道士⑤

 

『パンサン』 デブ隊長①②③⑤ ポン太④

 

※◯内の数字は第何作目かを表す。新・幽幻道士は⑤と表記


DVD-BOX



『幽幻道士 キョンシーズ』

1985年、台湾
ジャンル:アクション・ホラー・コメディー

 

監督 『趙中興』


【その他キャスト】

『チャン・タイスン』 チビトラ①②

『ホァン・グオシュー』 デッパ①

 

【ストーリー】
大道芸人として生活していた親方と4人の子供達だったが、親方が無実の罪(案外有罪かも…)で投獄されてしまう。その為、身寄りの無い4人の子供達は、金おじいさんに預けられるのだが、不幸にも、親方が警察署内にてキョンシーに襲われ亡くなってしまう。

 

親方の死を嘆く弟子の子供達が、最後にもう一度だけ親方に会いたいと言うので、テンテンが特別な術(カンルーインの術)を施すのだが、間違って親方をキョンシーにしてしまう。

 

そして、凶暴化した親方キョンシーを鎮める為、テンテンと子供達と、金おじいさんとが、力をあわせて対決する事と成る。

 

【感想】
全編にわたりキョンシーが大活躍しますので大満足です。また、テンテンを始めとする子供達がイタズラ好きな為、コメディー要素も色濃く成っており結構笑えます。アクションにしても、かなり上手い役者が何人か出演しているので、こちらも見所です。

 

でも、何と言っても最高に嬉しいのは、テンテンの可愛らしさでしょう。このシリーズの最大の見所はそこです。
(^。^)

 

 

(2013年4月29日、月曜日)


『幽幻道士 キョンシーズ2』

1987年、台湾
ジャンル:アクション・ホラー・コメディー

 

監督 『王知政』

 

【その他キャスト】
『シュー・ミンダー』 デッパ②

 

【ストーリー】
またもやベビーキョンシーが現れ、親方キョンシーを生まれ故郷へと運ぶテンテン等一行と、別のキョンシー隊をかき乱す。その為、親方キョンシーを含め、被害に有ったキョンシー達がベビーキョンシーに連れ去られてしまう。

 

止むを得ず村に戻ってきたテンテン一行だが、今度は宣教師等がキョンシーの研究と称して村にやって来て、金目当てにキョンシーを盗み出すものだから一大事に!

 

時を同じくして、運が悪い事に、親方キョンシーや、どこらかともなく現れたキョンシー軍団も現れ、村中がキョンシーに埋め尽くされ、大パニックを巻き起こす!

 

【感想】
これでもかと言わんばかりにキョンシーが暴れまくるので、緊張が途切れず、チョット疲れるかも知れません。

 

今回はアクションやコメディーもパワーアップしていて、目新しい所では、キョンシーダンスなんかが可愛いかったです。もちろんテンテンが(#^.^#)

 

後は、主要メンバーの1人が…
泣けて来ます。

 

 

(2013年4月29日、月曜日)


『幽幻道士 キョンシーズ3』

1988年、台湾
ジャンル:アクション・ホラー・コメディー

 

監督 『周彦文』 『方耀徳』

 

【その他キャスト】
『リージャ』 モミジ道士③
『クウ・クワンツォン』 盛天文③ 成龍④/テンテンの父
『ヨウ・メイファン』 マーボおばさん③/金おじいさんの元婚約者
『ツー・シューシェン』 シシ丸③/スイカ頭の昔の親友

 

【ストーリー】
テンテン一行は、キョンシー隊の輸送中に富豪のチンと出会うのだが、直後にチン達が盗賊に襲われた為、救ってあげた。

 

そして、そのお礼にと宿に泊めてもらったのだが、先程の盗賊が闇の法術士(モミジ道士)と手を組み、テンテン等の仕業と見せかけチン達を殺害し、宝玉を盗んで行った。

 

悪い事に、そこへやって来た警察のデブ隊長に犯人にデッチあげられた為、テンテン等は逃亡する事と成る。

 

その後、色々と起こり、金おじいさんが闇の法術士(ムササビ道士)に囚われてしまった為、元婚約者のマーボおばさんを筆頭に、闇の法術士達に戦いを挑む事に成る。

 

【感想】
ストーリーの展開が結構強引です。前半は正統派キョンシー風で、中盤に成るとグループ別に分かれてストーリーがそれぞれに進行し、最終的には強引に一つにまとまり、子供向け戦隊ヒーロー風に成ります。

 

なぜ?と深く考えずに、流れに身を任せて観ていれば楽しめると思います。

 

 

(2013年4月30日、火曜日)


『幽幻道士 キョンシーズ4』

1988年、台湾
ジャンル:アクション・ホラー・コメディー

 

監督 『蔡揚名』 『陳俊良』

【その他キャスト】
『リン・シャオロウ』 テンテン(大人)④
『リー・イージェン』 チェンチェン④ テンテン⑤
『チャイ・ミージェイ』 ミミ(人間)④ ミミ(狐の妖精)⑤

『ツー・ガーリャン』 ダメ親方④
『パン・シャオラン』 リンリン④/テンテンの母
『ジャン・ルンション』 悪魔④

 

【ストーリー】
身重のリンリンを守る為、フルメタルキョンシーを操り悪魔と戦う金おじいさんと、リンリンの夫「成龍」だが、その甲斐虚しく、リンリンは殺され、成龍は悪魔に連れ去られてしまう。

 

だが、奇跡的にもお腹の中の赤ちゃんは無事だった為、金おじいさんが法術によって救い出し、テンテンと名付けられたその女の子は、その特殊な出生の為、類稀なる法術使いとして成長するのだった。

 

そして、大人に成ったテンテンと金おじいさんは、成龍を探す旅に出て、幾多の困難に立ち向かうのであった。

 

【感想】
シャドウ・リュウ演ずる子供テンテンは冒頭に僅かしか登場しませんが、リン・シャオロウ演ずる大人テンテンもまた魅力的なので、ガッカリする事は有りません。

 

本作は前作までとは物語に繋がりは無く、一から作り直してはいますが、親方率いるチビクロたちとの出会い方が違うだけで、後は前作までの集大成みたいな感じです。キョンシーも沢山出て来ますし、特殊効果もかなり派手に成っており、キョンシー軍団を率いた悪魔との最終決戦はかなり緊張しました。

 

【解説】
フルメタルキョンシー:皇帝の護衛兵の死体で、鎧を着用している。前作でも登場していますが、劇中自らの意思で行動する事は無く、道士等に操られて攻撃を繰り出して来ます。

 

 

(2013年5月3日、金曜日)


『新・幽幻道士/立体奇兵』

1989年、台湾
ジャンル:アクション・ホラー・コメディー

 

監督 『陳俊良』

 

【その他キャスト】

『リン・グァンロン』 長三道士⑤

『スン・ユンチー』 ふう先生⑤/金おじいさん及び、安道士の師匠

 

【ストーリー】
運動会で負けた腹いせに、相手チームのアンアンが、テンテン等に仕返ししようとするのですが、その一環で風魔キョンシーを盗み出し、誤って封印を解いてしまう。

 

その為、村の人々に被害者がでてしまうのだが、何とか警察等に、風魔キョンシーの仕業と感ずかれる前に捕獲に成功する。

 

しかし、今度はふう先生(金おじいさんの師匠)に風魔キョンシーを奪われてしまい、金おじいさんの所のキョンシーが1体いない事が警察にばれ、村人への被害の責任は金おじいさんに有るとされ、他のキョンシーと共に投獄されてしまう。

 

一方、当のふう先生はと言うと、ベビーキョンシーと、狐の妖精も捕獲して何やら企んでいる様子。いったい何をしようと言うのか?

 

【その他の妖怪等】
大人キョンシーと、ベビーキョンシーはシリーズ中毎回登場しますが、今回は子狐の妖精、ふう先生が作ったと思われる奇兵(操り人形)が登場します。他にも、風魔と呼ばれるキョンシーが登場し、元は強力な道士で、透明に成れる特殊能力を持っている。

 

【感想】
テンテンの子役が交代してしまってますが、透明に成れる風魔キョンシーが活躍してくれ、他のシリーズと比べても遜色はしないと思います。ただ、最終決戦のメインの敵がキョンシーでは無く、奇兵に成っており、これがほぼ京劇の役者みたいな感じで、ただの人対人のカンフー対決に成っており、妖怪映画らしさが薄く成ってしまっているのが残念です。

 

【解説】
本来は3Dとして製作されたそうで、その為、サブタイトルに「立体」と命名されていると思われます。「奇兵」とは、ラストに沢山現れる、ふう先生が作り出した操り人形の事だと思います。

 

 

(2013年5月3日、金曜日)