『凄惨!狂血鬼ドラキュラ』

原題『The Dan Curtis' Dracula』
1973年、アメリカ

ジャンル:ホラー・少しラブ

 

監督『ダン・カーティス』
原作『ブラム・ストーカー』
脚本『リチャード・マシスン』

 

出演
『ジャック・パランス』ドラキュラ
『サイモン・ウォード』アーサー・ホルムウッド
『ナイジェル・ダヴェンポート』ヴァン・ヘルシング
『パメラ・ブラウン』ルーシーの母
『フィオナ・ルイス』ルーシー・ウエステンラ
『ペネロープ・ホーナー』ミーナ・マーレイ
『マレー・ブラウン』ジョナサン・ハーカー
『ヴァージニア・ウェゼレル 』ドラキュラの花嫁
『バーバラ・リンドリー』ドラキュラの花嫁
『サラ・ダグラス』ドラキュラの花嫁

 

【ストーリー&感想】
原作にだいぶ忠実で、かつオリジナルな部分も幾つか有ります。

レンフィールド等の主要人物が何人か省略されてはいますが、故ドラキュラ婦人とルーシーが瓜二つだったり、ドラキュラとの対決シーンが多数有ったりと、原作の味を活かしつ、オリジナル部分で独自の雰囲気を出してくれているので、ドラキュラ系映画を沢山観ていて、様々なパターンの展開を体験していても、飽きずに楽しむ事が出来ました。

 

故ドラキュラ婦人とルーシーを瓜二つにする事で、ドラキュラがただ単に人の生き血を吸う悪魔などでは無く、感情を持った一人の人間として表現されている所がかなり良いです。

 

人間を単なるエサとしか見てない場合は、他にも人は大勢いるので、一人の人物に執着したりはしない筈ですが、そこを恋愛感情を持たせる事によって、特定の人物が執拗に狙われる為、更に恐怖感が増して来ます。

 

しかも、通常なら悪役には感情移入したりしない筈なのに、ドラキュラに感情を持たせる事によって、ドラキュラにも共感する余地が出来、ドラキュラ視点で映画を鑑賞する事も可能に成っています。その分、楽しみ方が増えますよね。

 


2013/7/6(土)


★VHS(日本語字幕)です。
私は、『VHSネットレンタルのKプラス』でこの作品を知りレンタルしました。

 

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