デイヴィッド・クローネンバーグ


『ラビッド』

1978年、カナダ

 

監督・脚本 『デイヴィッド・クローネンバーグ』
主演女優 『マリリン・チェン・バース』 ローズ役(吸血鬼)
出演 『フランク・ムーア』 ハート役
出演 『ハワード・ライシュパン』 ケロイド博士

 

 

ストーリー

 

バイク事故により、若い男女が怪我をするのだが、女性の方は重症の為、彼女自身の無傷な部位の皮膚を剥ぎ取り、中性処理をして、損傷の激しい部分に移植すると言う特殊な手術を受ける事と成る。

が、しかし、その手術のせいで彼女の身体に異変が生じ、血を求める様に成ってしまう。

又、彼女に血を吸われた者は、狂犬病の様な症状を発症し、人に噛み付く様になり、それが人から人へと次々に感染してゆき、街はパニック状態に陥って行くのだった。

 


ストーリーの補足解説

 

医療の事はサッパリ分からないので、どうだか分かりませんが、劇中に行われる『皮膚の中性処理』と称する技術とは、例えば太ももの皮膚(劇中は太ももの皮膚を使っていた)を剥ぎ取り、どこの部位にでも移植できるよに、太ももの皮膚としての特性を取り除く作業の事を指します。
これには副作用がでる危険性があると、劇中では設定されています。

 

 

感想

 

手術の後遺症により、吸血鬼へと変貌した彼女だが、血の吸い方が変わっており、脇の下から触手が伸びてきて、それを獲物に突き刺して血液を吸い取ります。
鑑賞したのがVTRだった為か、画像が暗くて荒く、感じ方に多少の違いが生じたかも知れませんが、少しエログロさを感じました。狂犬病の様に成った被害者達は、ゾンビみたいな感じです。

絶版品ですが、中古でDVDとVHSがわずかに出回っているようです。

 

 

(2012年10月26日、金曜日編集)

DVD