1977年、アメリカ
監督・脚本・編集 『ジョージ・A・ロメロ』
主演 『ジョン・アンプラス』 マーティン役
出演 『リンカーン・マーゼル』 クーダ役
出演 『クリスティーン・フォレスト』 クリスティーナ役
出演 『エレイン・ナデュー』 サンティーニ夫人役
出演 『トム・サヴィーニ』 アーサー役
気弱な吸血少年『マーティン』
彼は歳をとらない事と、血を吸う事以外は他の人間と全く変わらない。
日光だって、わずかに苦手なだけで、日中普通に野外で活動出来る。
だから周囲の人間に溶け込み、一緒に暮らしているわけだ。
誰だって、彼が吸血鬼とは疑うまい!
マーティンは、血の吸い方も他の吸血鬼とは違う。血を吸っているのを見られるのが恥ずかしいらしく、相手を薬等で眠らせて、刃物で肌に切り口を入れて、そこから血をすするのだ。
これだと吸血鬼独特の歯型が残らない。しかも犯行後、相手が自殺を図ったかのように隠ぺい工作していくので、誰も吸血鬼の犯行とは思わないし、その存在自体考えもしないだろう。
ある人物を除いては...
この映画は、一見すると、ただ単に血をすすっている少年の映画に思えるかも知れませんが、全部観終わると、新しい発想で吸血鬼を表現してみせた、隠れた名作かも?と思えて来るかもしれません。
2012年7月21日時点では、DVDが絶版の為、中古でしか入手が困難な状況です。
VHSも中古で出回っています。
(2012年7月21日、土曜日編集)