ハマーのカーミラシリーズ3作品を紹介します。
ハマー・フィルムのカーミラシリーズ3部作の第1作目
1970年作品
ジャンル:エロティックホラー
監督 『ロイ・ウォード・ベイカー』
原作 『レ・ファニュ』
出演
『イングリッド・ピット』 女吸血鬼ミルカーラ役
(マルシーラ、カルミーラの偽名も劇中に使用)
『ピーター・カッシング』 スピルスドルフ将軍役
『ジョージ・コール』 ロジャー・モートン役
『マデリン・スミス』 エマ・モートン役
『ピッパ・スティール』 ローラ役(スピルスドルフ将軍の姪)
『ダグラス・ウィルマー』 ハートグ男爵役(スピルスドルフ将軍の友人)
『ケイト・オマラ』 エマの家庭教師役
『ジョン・フィンチ』 カール・エバート役(スピルスドルフ将軍家の使用人)
『ドーン・アダムス』 伯爵夫人役(ミルカーラの母)
【ストーリー】
スピルスドルフ将軍家の舞踏会へ、最近引っ越してきた伯爵夫人が、娘のマルシーラと共にやって来た。だが夫人は急用の為、娘を将軍へ預けて何処かへ行ってしまう。以来、なぜか将軍の姪であるローラがどんどん衰弱してゆき、ついには絶滅してしまうのだが、それと同時に謎の娘マルシーラも姿を消してしまう。
場面は変わり、今度は貴族のモートン家。そこには何故か、カルミーラと名を変えたマルシーラが居た。娘のエマに近づく為に...
【感想・解説】
多少の変化はつけて有りますが、原作にほぼ忠実で、更に足りない部分を補足さえして有ります。
イメージは原作より僅かにホラー寄りでしょうか。
原作に忠実過ぎて先が完全に読めてしまいましたが、それでも飽きはしませんでした。原作が良いし、流石はホラーの名門ハマー。
ピーター・カッシングはここでもハンターなんですね~
(2013年3月5日、火曜日編集)
DVD
ハマー・フィルムのカーミラシリーズ3部作の第2作目
(シリーズ物ではあるが、前作とは、ストーリーにつながりは無い)
1971年作品
ジャンル:エロティック・ラブホラー
監督 『ジミー・サングスター』
原作 『レ・ファニュ』
出演
『ラルフ・ベイツ』 ジャイルズ・バートン役(教師)
『バーバラ・ジェフォード』 ヘリツェン伯爵夫人役
『スザンナ・リー』 ジャネット・プレイフェアー役(体育教師)
『マイケル・ジョンソン』 リチャード・レストレンジ役(作家、代理教師)
『ユッテ・ステンズガード』 ミアカーラ役(女吸血鬼カーミラ)
(ヘリツェン伯爵夫人の姪)
【ストーリー】
40年毎に蘇るとされるカルンシュタイン家の吸血鬼たち。
そして今年、彼らは噂どおりに蘇り、カーミラはミアカーラと名を変え、女学院へと潜り込む。
と同時に、学園では謎の失踪事件が多発する。ミアカーラの正体を知った系図学の教師ジャイルズまでもが彼女の餌食に...
他の教師達もミアカーラの正体に気づき始めるが、ミアカーラを愛してしまったリチャードは必死に彼女をかばおうとするのだが...
【感想】
中間辺りが少し退屈では有りますが、良い映画だと思います。
【解説】
原作ではあまり詳しく描かれていない部分(カーミラが本編で登場するはるか以前、カーミラ達吸血鬼が、村人達に滅ぼされ様としていた時、ある青年がカーミラだけを逃がす。と言う内容の設定が有る)が、どうやら本作のネタの様です。
多分...
(2013年3月8日、金曜日編集)
DVD
※邦題は完全に付け間違いである
原題『Twins of Evil』邪悪な双子
ハマー・フィルムのカーミラシリーズ3部作の第3作目
(シリーズ物ではあるが、前作とは、ストーリーにつながりは無い)
1971年作品
ジャンル:ホラー
監督 『ジョン・ハフ』
出演
『ピーター・カッシング』 グスタフ・ヴェイル役(双子姉妹の叔父)
『デニス・プライス』 デートリッヒ(カンシュタイン家の執事)
『メリー・コリンソン』 双子姉妹のマリア役
『マドレーヌ・コリンソン』 双子姉妹のフリーダ役
『ダミアン・トーマス』 カンシュタイン伯爵役
【ストーリー】
若くして両親を亡くした双子姉妹が、叔父のグスタフに引き取られたのだが、フリーダは叔父に嫌気がさし、叔父が敵対視している悪魔崇拝者のカンシュタイン伯爵に興味を抱くように成る。
一方、カンシュタイン伯爵は、悪魔召喚の儀式により、思いもよらず、念願の悪魔(先祖の女吸血鬼ミアカーラ)を呼び覚ましてしまう。
そして、悪魔の力を得たカンシュタイン伯爵は、グスタフを困らせてやろうと双子姉妹に目をつけるのだった。
【感想】
ストーリーが良く出来ていて、最初から最後までスリルが有り、楽しめました。
ただ、カーミラ(劇中ではミアカーラ)は冒頭にしか出てないから、その後どうなったのかが気に成る(・・;)
(2013年3月10日、日曜日編集)
DVD