『事件記者コルチャック』


『魔界記者コルチャック ~ラス・ベガスの吸血鬼~』

評価:★★★★★(お勧め)

別題『事件記者コルチャック/ナイト・ストーカー』
原題『The Night Stalker』
1971年、アメリカ
ジャンル:サスペンス・ドラマ


監督『ジョン・L・モクシー』
出演
『ダーレン・マクギャビン』記者カール・コルチャック
『クロード・エーキンス』
『ラルフ・ミーカー』
『サイモン・オークランド』

 

【ストーリー】
「大事件だから君にしか書けない!取材をして欲しい」と、編集長に呼ばれ長期休暇(どうやら失業中だったらしい…)を返上して駆けつけたコルチャック。

 

しかし、彼にはよく有る普通の事件にしか思えず、渋々取材をする事に。

 

だがこの事件、奇妙なので有る。被害者はいずれも若い女性なのだが、いずれの遺体にも首に噛み跡が有り、血を大量に抜き取られていた。

 

だが、もっと奇妙な事が有る。人を呼びつけておきながら、熱心に取材をしだしたら「深入りするな!」と編集長は言う…


おかしいではないか!何か裏が有りそうだ。

 

そんな事は気にせず、ねちっこく取材をし続けるコルチャックは、早い段階から犯人は吸血鬼と見抜いていた。しかし、周りの人間は、そうとしか思えない証拠が有るにも関わらず、それを否定する。

 

やはり彼等は、腹になにか一物を抱えているらしい。どうやらコルチャックは、彼等をも敵にまわして戦わねばなら無いようだ。

 

【感想】
吸血鬼がルーマニア出身で、ドラキュラを彷彿させる設定が幾つか有り、コルチャックがヴァン・ヘルシングに見えてしまいました。


小説『ドラキュラ』には、作者の真の主張が、文面にそれとなく幾つか隠されているのですが、本作も又、『吸血鬼は身近に実在する!』と陰で訴えているようでした。

 

吸血シーンが描かれてい無いにもかかわらず、上手く吸血鬼を演出しているので感心しました。

 

【解説】
本作はTVシリーズ『事件記者コルチャック』のパイロット版。

余談だが、1972年には、セカンドパイロット版として『魔界記者コルチャック/脳髄液を盗む男(事件記者コルチャック/ナイト・ストラングラー)』が有る。


これらの大ヒットを経て1974~1975年にはTVシリーズ『事件記者コルチャック』が放映される事と成る。


また、2005年には同TVシリーズがリメイクされている。

 

で、更には原題『ザ・ナイト・ストーカー』として、ジョニー・デップ主演で映画化が進行中との事!

 


2013/7/15(月)

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『事件記者コルチャック』TVシリーズ

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