『吸血鬼ノスフェラトゥ』

原題『NOSFERATU』

評価:★★★と半分(B級以上お勧め未満)

ジャンル:ホラー

1922年、ドイツ

収録時間:79分

モノクロ、サイレント


監督『F.W.ムルナウ』
出演

『マックス・シュレック』吸血鬼役

『アレクサンダー・グラナック』


【解説等】

ブラム・ストーカーの小説『ドラキュラ』を、最初に映画化した記念すべき第1号

 

残念な事に、著作権を得ずに制作された為、吸血鬼の名前がドラキュラでは無く、オルロックに変更され、タイトルも『吸血鬼ノスフェラトゥ(不死者の意味)』に成ってしまっている。

 

内容も、原作の多くが省略されてしまっているが、吸血鬼が太陽光を浴びると燃えて無くなってしまう表現をしたのは、映画では本作がはじめて


公開から90年も経った今と成っては、娯楽目的で観るには耐え難いものが有りますが、ドラキュラファンを自称するならおさえておきたい一作

 

とにかく古い作品なので、始終画像がチカチカしており目が非常に疲れます。なので体調が悪い時には観ない方がよいでしょう。


因みに映画史上初の吸血鬼作品は、1896年の『悪魔の館』
ソフトは未発売らしい...
(T . T) 

 

 

(2012年7月5日、木曜日編集)

 


『ノスフェラトゥ』

原題『NOSFERATU THE VAMPIRE』

評価:★★★☆☆(B級)

ジャンル:

1978年

収録時間:103分


『吸血鬼ノスフェラトゥ』 のリメイク版


監督・制作・脚本 『ヴェルナー・ヘルツォーク』
出演

『クラウス・キンスキー』ドラキュラ役

『イザベル・アジャーニ』ルーシー役

『ブルーノ・ガンツ』

『ジャック・デュフィロ』

『ローラン・トポール』


【感想】

ストーリーはオリジナルと比べ、ラストが少々違っている所以外は、だいだい似ていました。

 

56年越しのリメイクなのに、総合的にオリジナルを越えられていないのには、少々残念な気がします。

 

やはり『本物の吸血鬼ではないか?』と噂される程の『マックス・シュレック』の人並み外れた容姿と演技には敵わないでしょう。 

 

1979年ベルリン国際映画祭美術賞受賞

 

 

(2012年7月5日、木曜日編集)

 

DVD

DVD

Blu-ray



『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』

原題『SHADOW OF VAMPIRE』

評価:★★★★☆(お勧め)

ジャンル:

2000年、アメリカ

収録時間:92分

 

監督『E.エリアス・マーハイジ』
出演

『ジョン・マルコヴィッチ』F.W.ムルナウ監督役
ウィレム・デフォー』吸血鬼マックス・シュレック役

『ウド・キアー』

『ケイリー・エルウェス』

『キャサリン・マコーマック』

『エディ・イザード』

『ジョン・アーデン・ジレット』

『ローナン・ヴィバート』

 

【ストーリー】

映画『吸血鬼ノスフェラトゥ』の吸血鬼役の俳優『マックス・シュレック』は、実は本物の吸血鬼だったとの設定で製作された異色作。


映画『吸血鬼ノスフェラトゥ』の製作をするにあたり、本物の吸血鬼『マックス・シュレック』を雇ってしまったムルナウ監督。しかも報酬は主演女優の血
(゚o゚;;

 

マックス・シュレックが本物の吸血鬼で、しかも恐ろしい契約が結ばれている等とは、監督以外は知る筈もなく、撮影は順調に進んで行く...

 

わけは無く、吸血鬼シュレックは次々と撮影スタッフを毒牙にかけていく...

 

【その他】

 第73回アカデミー賞

最優秀助演男優賞(ウィレム・デフォー)

最優秀メークアップ賞(カチア・レイナート)

ノミネート

 

ゴールデン・グローブ賞

最優秀助演男優賞(ウィレム・デフォー)ノミネート

 

インディペンデント・スピリット賞

最優秀助演男優賞(ウィレム・デフォー)受賞

 

第7回アメリカ俳優組合賞

最優秀助演男優賞(ウィレム・デフォー)ノミネート

 

ロサンゼルス批評家賞

最優秀助演男優賞(ウィレム・デフォー)受賞

 

以上いくつかの賞にノミネート、又は受賞しており、

『ノスフェラトゥ』系映画3本の中では1番のお勧めです。

 

 

(2012年7月5日、木曜日編集)