アンダーワールド総評
ヴァンパイア一族と、人狼一族との千年に渡る抗争の物語
(第4作覚醒では、人間も抗争に介入してくる)
アクション映画ではあるものの、これはヴァンパイア版
『ロミオとジュリエット』なのかもしれない...
本シリーズは、一旦3部作で完結しているが、
時系列でいくと、第2話に当たる話を
第1作『アンダーワールド』とし
第3話に当たる話を
第2作『アンダーワールド2エボリューション』とし
第1話に当たる話を
第3作『アンダーワールド ビギンズ』としている。
意図してこうしていると思うので、
アンダーワールド
エボリューション
ビギンズ
の順で観ると良いと思います。
又、一回観ただけではよく分からないと思うので、もう一度
第1作から観なおす事をお勧めします。
2012/7/4(水)
第1作~3作までが第1期
第4作と5作が第2期
と言った所か
2017/1/7(土)追記
シリーズ第1作(時系列では第2話)
原題『UNDERWORLD』
評価:★★★★☆(お勧め)
ジャンル:アクション・ホラー
2003年、アメリカ
日本劇場公開:2003年
収録時間:121分
年齢制限:PG-12
監督『レン・ワイズマン』
主演『ケイト・ベッキンセイル』セリーン役
出演
『スコット・スピードマン』マイケル役
『マイケル・シーン』ルシアン役
『ビル・ナイ』ビクター役
『シェーン・ブローリー』クレイブン役
【ストーリー】
時系列では第2話にあたる。
ケイト・ベッキンセール演ずる処刑人『セリーン』が、ヴァンパイア一族と、人狼一族との千年に渡る抗争を終わらせるべく、人狼一族のライカン達を処刑していく。
【感想】
この映画には、悲劇のラブストーリーが2重に埋め込まれているので、
それがメインストーリーなのかもしれない。
(2012年7月5日、木曜日編集)
関連商品 アンダーワールド
シリーズ第2作(時系列では第3話)
原題『UNDERWORLD EVOLUTION』
評価:★★★★★(かなりお勧め)
ジャンル:アクション・ホラー
2006年、アメリカ
日本劇場公開:
収録時間:106分
年齢制限:
監督『レン・ワイズマン』
主演『ケイト・ベッキンセイル』セリーン役
出演
『スコット・スピードマン』マイケル役
『トニー・カラン』マーカス役
『デレク・ジャコビ』コルヴィナス役
『ビル・ナイ』ビクター役
【ストーリー】
時系列では第3話にあたる。
『エボリューション』では、前作でサブリミナル的にしか描かれ無かった、過去の出来事が次第に明かされていく。
両種族の種の起源が分かり、シリーズ中、最もヴァンパイア映画らしい作品である。
(2012年7月5日、木曜日編集)
関連商品 アンダーワールド2
シリーズ第3作(時系列では第1話)
原題『UNDERWORLD RISE OF THE LYCANS』
評価:★★★★★(かなりお勧め)
ジャンル:ラブ・アクション・ホラー
2009年、アメリカ
日本劇場公開:
収録時間:92分
年齢制限:
監督『パトリック・タトポロス』
出演
『マイケル・シーン』ルシアン役
『ビル・ナイ』ビクター役
『ローナ・ミトラ』ソーニャ役
『スティーヴン・マッキントッシュ』タニス役
『ケヴィン・グレイヴォー』レイズ役
【ストーリー】
時系列では第1話にあたる。
シリーズ前2作以前の物語。
ここでは、両種族がなぜ争う事に成ったのかが明かされる。
これはもう『ロミオとジュリエット』なんだと思う。
3作観たところでもう1度、第1作目から観なおして欲しい、そうすると、登場人物に対する思い入れが変わってくるはず。
(2012年7月5日、木曜日編集)
関連商品 アンダーワールド ビギンズ
シリーズ第4作(時系列では第4話)
原題『UNDERWORLD AWAKENING』
評価:★★★★☆(勧め)
ジャンル:ラブ・アクション・ホラー
2012年、アメリカ
日本劇場公開:2012/2/24(金)
上映時間:88分
年齢制限:
監督『モンス・モーリンド』&『ビョルン・スタイン』
主演『ケイト・ベッキンセイル』セリーン役
出演
『スティーヴン・レイ』ジェイコブ・レーン博士役
『マイケル・イーリー』セバスチャン刑事役
『テオ・ジェームズ』デヴィッド役
『インディア・アイズリー』イヴ役 (被験体2)
『サンドリン・ホルト』リンダ役
『チャールズ・ダンス』トマス役
【ストーリー】
物語は前々作のアンダーワールド2エボリューションのラストから始まるのだが、遂にヴァンパイアやライカンの存在が人類に知れ渡ってしまう。脅威を覚えた人類は、非人類排除の為に動きだし、三つ巴の抗争へと発展していく。
そして、セリーンとマイケルは人類に捕獲され、実験の為、冷凍保管されてしまうだが、それから12年後。
物語の鍵を握る一人の少女イヴの手によって覚醒(冬眠から目覚る)したセリーンが研究施設より脱出し、また戦いの中へと身を投じて行く!
【見所と感想等】
一番の見所は、何と言っても少女イヴが何者で有るか?と言う謎ですが、観れば分かります。かなりよく出来たシナリオで、混血種マイケルの登場のさせ方と言い、研究施設の秘密と言い、最高の出来で、かつ、次回作を強く意識した内容と成っています。
また、今回は巨大なライカンが登場し、セリーンとの戦いが息をつかせぬスピード感と迫力で、あまりの凄さに、観ていて呼吸困難になりそうな位でした。
今回のタイトルに有る『覚醒』ですが、表向きはセリーンが凍眠から目覚める事を意味している(パンフレットに記述が有る)ようなのですが、僕的には、被験体2の覚醒と、まだ本領を発揮し切れていないと思われる(僕の推測)マイケルの覚醒への期待も込められているのでは無いかと思います。
僕は次回作が有ると信じたい。だってマイケルが…
2013/5/27(月)第2版
関連商品 アンダーワールド 覚醒
シリーズ第5作(時系列では第5話)
【公式サイト】
原題『Underworld:Blood Wars』
評価:★★★★☆(お勧め)
ジャンル:アクション
2016年、アメリカ
日本劇場公開:2017/1/7(土)
上映時間:91分
年齢制限:R15+
監督『アナ・フォースター』
出演
『ケイト・ベッキンセール』セリーン
『テオ・ジェームズ』デビッド
『ララ・パルヴァー』セミラ(ヴァンパイア一族の元老院の1人)
『トビアス・メンジース』マリウス(ライカンのリーダー)
『ジェームズ・フォークナー』カシウス
『チャールズ・ダンス』トーマス(デビッドの父)
『ブラッドリー・ジェームズ』ヴァルガ(セミラの部下)(ドラマ『魔術師マーリン』でアーサー王を演じた)
【ストーリー】
大きな組織が無く、バラバラだったライカン族に新たなるリーダー(マリウス)が現れ、彼らが群れを成す様になり、再びヴァンパイア一族の脅威と成っていた。もはやヴァンパイア一族に未来は無いのかと思われていた時、裏切り者の処刑人「セリーン」に白羽の矢が立てられる。ヴァンパイアとて背に腹はかえられぬのだろう、一族最強の処刑人セリーンと共闘し、ライカン一族を迎え撃つ構えをとる事と成った。
しかし、ヴァンパイア一族とて一枚岩ではない。裏切り者は何処にでも居る。
罠にはめられたセリーンは、又もや両一族から追われ窮地に陥る事と成る。
起死回生の術は有るのか?
【感想】
セリーンが新たな能力を身につける等、そこそこ見所や迫力は有ったのですが、このままシリーズを引っ張るにはそろそろ限界かな?って感じでした。そろそろリブートか?
【推測】
一応マイケルに関する伏線も回収され、やっと一区切りした感じでは有りますが、イヴにはまだ進展が有りません。
以前の情報では今回はイヴを主人公に迎え、物語をリブートする予定だったみたいですが、違いましたねぇ。
しかし、今回のラストにもまた何か意味深なシーンが有りました。
アレはイヴの髪の毛なんだろうけど、最初に出て来た時より量が多い様な気がしましたが…
直ぐ近くに居たって事か?
それに約束ってなんだ?
多分マイケルとの約束なんだろうけど、あの人影はイヴなのか?
何か怪しいぞ!
きっと次回スムーズにリブートさせる為の伏線に違いない。
あの場にイヴが居たに違いない!
2017/1/7(土)
関連商品 アンダーワールド ブラッド・ウォーズ
※映画館でパンフレットを購入しようとしましたが、無いらしいです。
しかも、公開から僅か2ヶ月ちょっとでソフトが発売されるなんて、扱いがB級以下?